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フロンとは


フロンは、業務用の冷凍・空調装置はもとより家庭用の冷蔵庫やカーエアコン等の冷媒ガスとして、使用されてきましたが、大気に放出されると成層圏でオゾン層を破壊する物質である事が判明し、地球環境保護面で大変な問題としての国際的な規制が開始されました。
フロンは大気へ放出すると有害とななりますが、装置内では無害で大変重要な冷媒です。

冷却剤として開発された炭素(C)・水素(H)・フッ素(F)が構成する化学物質で、日本では、大気汚染の原因物質して一般的に「フロンガス」という呼び名が定着していますが、もともと冷却材として使用されるフロンガスには、フレオンという商標があります。
この物質は、開発当事には公害物質であるアンモニアに変わる未来の物質だといわれ、もてはやされていました。臭いや味が無く、他の物質と化学反応を起こすことが少ないことから、長い間人間にとっても無害だと思われていました。
しかし、紫外線によって光分解され、地球を紫外線から守ってくれているオゾン層を分解してしまう働きがある有害物質だったのです。

アメリカのモリーナ博士と、ローランド博士らの研究により、フロンガスは、成層圏にたどりつくと紫外線との反応により、塩素原子を出すのです。この塩素原子が、オゾン層を破壊するということがわかりました。その研究結果に対する反論も多かったのですが、そのあと、南極でオゾンホールが発見されたことによって、その信頼性は高まり、現在の形へと移行しました。このことがわかるまでに、かなりの年月が経過してしまいました。地球温暖化の原因のひとつとなるフロンガスなどを削減していこうという現在の考えかたになってきました。きちんと処理をする事は私達の義務なのです。

オゾン層を守ろう

なぜフロンガスの回収が必要なのでしょうか?

我々の住む地球は、オゾン層よって有害な紫外線から守られています。
オゾン層は空気中に捨てられたフロンガスによって一部破壊され、極めて薄くなっている部分が発生して、有害な紫外線が直接地上に降り注ぐことによるさまざまな弊害が危惧されています。オゾン層を保護するためには使用済みのフロンガスを大気中に排出させることなく完全に回収し、破壊処理または再生することが大切です。

また、フロンガスは地球温暖化の原因物質であり、温室効果ガスでもあることからフロンの回収処理は地球温暖化対策の点からも重要となっています。

オゾン層破壊と地球温暖化のしくみ

通常、地上から20km 以上の上空に、オゾン層と呼ばれるオゾン濃度が高い層があり、太陽光に含まれる有害な紫外線UV-C が地表に届くことを遮っている。ところが、フロンを大気放出すると、フロンに含まれる塩素がオゾン層のオゾンを分解し、オゾンホールができる。このオゾンホールを通って、有害な紫外線が地表に届き、皮膚ガンなどヒトの健康被害をもたらします。

太陽から届く太陽光は地表を暖め、暖められた地表からの放射熱により大気が暖められ、一部は宇宙へ放出される。この熱バランスにより、地球全体として大気が一定の温度に保たれている。フロンなどの温暖化ガスが大気へ放出され、大気中の温暖化ガスの濃度が高くなると、大気に吸収される熱が増えて、気温が上昇し、地球全体として温暖化が進む。地球温暖化は海水面を上昇させるだけでなく、異常気象をもたらしたり、動植物の生態系に影響を与え、農業、漁業に深刻な影響を与え、食糧危機を引き起こす原因になると考えられています。

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